ファシリテーター養成講座はどこがやっているの?
すぐれたファシリテーターになりたいと思いたって、どこかで学ぶことが出来ないか気になったことがある人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、ファシリテーター養成講座を調べてまとめてみました。
大きく分類して、日本ファシリテーション協会が主催する講座、企業主催の講座、大学主催の講座、そして自治体が主催する講座で調べてみました。
ほかにもたくさんあると思いますし、ほかの分類の誌からもあると思います。
また、それぞれ特徴があるので、いちばん自分にあった講座を詳しく調べてみてはいかがでしょうか?
日本ファシリテーション協会主催の養成講座
日本ファシリテーション協会 ファシリテーション基礎講座(公開セミナー)
日本ファシリテーション協会とは、2004年に内閣府から認定を受けたNPO法人で、ファシリテーションの普及を目指してつくられた組織で、ファシリテーターの養成や実践方法の普及を事業としてやっています。
その事業の一環として開催してるのが、このファシリテーション基礎講座です。
ファシリテーションの基礎知識から、場のデザインのスキル、対人関係のスキル、合意形成のスキルといったことを学べます。
注意点は、個人向けの講座なので、法人として申し込みはできないとのこと。
1クラス20名で実施され、金額は税込み21,000円(会員は16,000円)
[audible]
企業主催の「ビジネス系」ファシリテーター養成講座
日本マンパワー 組織開発ファシリテーター養成講座
企業向けの教育や研修を事業としてやっている日本マンパワー主催のファシリテーター要請講座です。
ピーターセンゲの「学習する組織」や「U理論」などの組織学習の基礎知識を学びつつ、ワークショップによる体感的理解を重視した講座となっているとのこと。
プログラム自体は、9回の1日セミナーと4回のリフレクションによって構成されています。
対象は、経営層や事業マネジャーなどで、定員が20名。金額は40万円前後とのこと。
多くの大企業が参加しているようですね。大企業向けの講座でしょうか。
宣伝会議 ファシリテーション力養成講座
雑誌、月刊「宣伝会議」や「ブレーン」などを発行している出版社主催のファシリテーター要請講座です。ファシリテーションスキルのテクニックとして、場をデザインする力、メンバー間の対人関係を整える力、議論の内容を構造化する力、合意形成する力の4つのスキルを学べる講座です。
一日集中型の講座で、定員は40名。金額は、税別49,000也。
大学主催のファシリテーター養成講座
拓殖大学 ファシリテーター養成コース
この養成コースでは単にファシリテーションのスキルを学べるだけでなく、主体的に社会や組織をかえる思いを実現できる人材を育てることを目指しているとのことです。受講資格はなく、年齢・学歴・性別にかかわらず、どなたでも受講できできるとのこと。定員は40名で、金額は45,000円。書類選考があるらしく、合格者は郵送で開講通知がとどくらしい。
早稲田エクステンションセンター
早稲田大学エクステンションセンターは研究・教育機能を社会に開放することを目的として、学ぶ意欲のある人たちに対して公開講座を提供しています。この講座では、会議の目的や進行手順を明確にする方法や困った場面の対処法など、ファシリテーターに必要なスキルを演習で体験して、現場で実践するポイントを学ぶことができるとのこと。
定員24名。金額は、税込26,827円也。
自治体主催の「まちづくり系」ファシリテーター養成講座
自治地が主催しているファシリテーター要請講座は、まちづくり系がほとんど。
実際にまちづくりの現場では、自治体が主導して住民の声を集めたり、会議の開催を企画したり実施したりしていますが、工数もかかって結構大変なようです。そんななか、住民参加というよりは住民主体型のまちづくりをするためにこういった講座を設けているようでした。金額は無料のところが多いです。
面白いとことでは高校生ファシリテーター養成講座というのもありました。
※講座の情報は2018年8月現在の情報です。古くなっていることもありますので、かならずご自身で確認してください。
著者情報
工学系の大学を卒業後、大手通信キャリアでシステム開発、データ分析、マーケティング支援に従事。私費MBA留学し戦略コンサルファームに勤務。その後大手通信メーカーで新規事業立ち上げを10年以上。専門は新規事業立案、イノベーション、マーケティング全般。PEST分析やSWOT分析などのビジネスフレームワークの研修講師も担当。その他スキルに英語、ウェブ開発、動画制作なども。ブログは10サイト以上/ウェブサービスもいくつか開発経験あり。英語はTOEICは955点保持。結構変わった経歴だと思っています。詳しくはプロフィールをどうぞ。