TOEIC800点を超えたい!?これだけやっていれば確実に突破できる3つの勉強法!

TOEICで800点とれる、たった3つの勉強法

私は一応MBA留学経験者ですので、留学に必要とされた最低限の英語力はもっていますが、英語の習得にはとっても苦労しました。
一般的に、海外の大学院に留学するために必要な英語力はTOEFLでいうと600点以上で、TOEICに換算すると860点以上だといわれています。正直、この程度の点数では留学しても議論に参加するのはしんどいのですが、(海外の大学院に)留学する夢をもっている人にとっては最低限超えないといけないハードルですし、留学以外でもTOEICの点数が会社の役職の昇進の条件になっていたり、海外勤務になったり外資系会社に転職することを望んでいたり、いわゆるBクラス(TOEIC730点~860点)を狙っている人にとって、TOEICの800点はひとつの目安になっていることも多いと思います。

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私は、英語力なんて海外でホームステイして現地の英会話学校にかよってさえいれば自然と身につくものだと思って、英語をなめていたので非常に苦労しましたが、英語学習初心者の方がたにはくれぐれも私のまちがった勉強方法をくりかえさないように(そんな人いないか?)、ここに比較的手っ取り早くTOEICで800点とれる、学習方法をご紹介したいと思います。
ここに書いた3つの学習方法だけで、どんな初心者の人であっても、確実にTOEIC800点は超えられるはずです!

TOEIC800点への近道は、「語彙」強化から

もし英語の学習でいちばん重要なのは何かを聞かれたら、間違いなく「語彙力」だと答えます。そう、単語力ですね。
文法もリスニングも、もちろん大切なのですが、すべての基礎となるのは正確に覚えている単語の数量です。たとえ文法を正確に理解していたとしても、使われている単語を知らなかったら文章を読めませんし、会話に出てくる単語を聞き取れなければ理解できません。
こんなこと当たり前だと思われるかもしれませんが、私は点数が伸びない英語学習初心者はここでつまづいていると断言できます。

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TOEICに限って言えば、覚えるべき単語数はそれほど多くはありません。
TOEICで高得点を取るためには、一説には3800語程度覚えておけばいいという研究もあるようです。
ちなみに、文部省によれば、高校を卒業するまでに学校で習う単語数は、おおよそ3000語ということなので、なんとか手が届きそうな数字だと思いませんか?
もちろん、TOEICに偏った頻出単語もあるので単純にあと800語増やせばいいという話ではないと思いますが、それでもそんなに大変そうではありませんよね?
ではなぜ、点数が伸びない英語学習初心者が多いのでしょうか?

・・・それは、残念ながら、おそらく高校までに習ったその3000語を正確に覚えていないからなのです。
「正確に」とは、単語の意味やつづりだけではありません。
これは私に限った話ではないと思いますが、リスニングの練習をしていて答え合わせをするとき、知っている単語なのに聞き取れていなかったということがよくあります。
これは単語を覚える際に、発音も一緒に覚えようとしていなかった証拠です。英単語は日本語の単語とは異なり、同じ単語でもその単語の使われ方によって語尾の発音が微妙に変化することがありますが、単語を覚えるときにはそのような発音の変化も含めて覚える必要があるのに、日本語の単語と同じようにひとつひとつの単語を、単語の意味を中心に個々に記憶しようとしてしまうのです。
そのため知っている(記憶しているはずの)単語が発言されたにもかかわらず、知らない単語だと認識して聞き漏らしてしまっているのです。

このように、語彙力が問題になってくるのは、主にリスニング問題です。
リーディング問題では語彙力そのものよりも、むしろ後述する「時間」の問題のほうが大きいと思います。
英語学習初心者は、まずは市販のTOEIC頻出単語集を1冊買って、発音も含めて正確に記憶することからはじめましょう。

TOEIC800点を超えるリスニング力は「音読」で!

まずは誤解を解いておく必要があると思います。TOEICのリスニング問題がネイティブの会話を聞き取るテストだからといって、多くの人ができるだけ生の英語をたくさん聞かないといけないと思っていますが、それはまるっきり勘違いです。
そんな間違った思い込みの結果、多くの英語学習初心者が英字幕で映画をみて耳を鍛えようとしたり、英会話学校でネイティブの話を聞き取ろうとして大変な労力をかけています。
もちろんネイティブの会話を聞くことは重要なのですが、それはもっと上達してからの課題であって、TOEIC800点以下の人にとっては(点数をとるという意味において)実はほとんど意味がありません。

私は留学準備のため、海外にホームステイし、現地の英会話学校に数ヶ月間通いながら英字幕の映画を繰り返し見たり、リスニング教材を毎日何時間も聞いて耳を鍛えていましたが、初回のテスト結果があまりにも散々で、絶望のために目がくらんだ覚えがあります。
そんな私でもリスニング・テストでなんとか目標としていた点数を達成できたのですが、その秘訣は「音読」でした。
私の経験上、TOEICに必要なリスニング力を鍛えるには、中学生の教科書レベルの文章を繰り返し音読することが一番の近道だと思います。

やり方は簡単です。ネイティブ並みのスピードになるまで、ひたすら音読を繰り返すだけです。
完璧につっかえないで読めるようになって飽きてきたら、次のテキストに移るのです。
実は、このやり方は、私が点数の伸び悩みで苦しんでいるときに、ネットで「只管朗読」(「ただひたすら音読する」ことでリスニングが飛躍的に上達するというメソッド)を國弘正雄という同時通訳の神様と呼ばれたかたが推薦している記事を読んだからです。
私はこの音読によって、つまり自分で正しい音を発音しながら正しい単語を体(口と耳)に記憶させたことで、嘘のようにリスニングの点数が伸びました。今考えても、もし「只管朗読」に出会えなかったらと思うとゾっとします。

リーディング力は「速読」で鍛えてTOEIC800突破!

英語学習初心者のTOEICリーディングの点数が伸びない理由もいくつかあります。まずは「1.語彙力」であげた単語数が足りない問題です。知らない単語が多いとその都度とまってしまって、推測でしか先を読み進めることができません。文法を理解していないことも原因かもしれません。文の構造を理解できていなければヤマカンでしか読み取れません。

このようにリーディング問題で点数が伸びない理由はいくつかあると思いますが、私が思う最大の理由は「時間が足りない」からだと思います。
私も、はじめてTOEICを受けたときにリーディング問題の制限時間が思ったより短かくて、驚いた記憶があります。おそらくリーディングの点数が伸びない人の多くは、制限時間内に問題を解き終えていないことが多いのではないでしょうか?

なぜ時間が足りなくなってしまうのかというと、おそらく英文を読むときのクセが関係していると思われます。よく言われるのが「二度読みするクセ」です。
一度読んだときにすんなり理解できなかったので、もう一度同じ文章を繰り返し読んでしまうクセのことです。1つの文章に2倍の時間をかけることになるので、とっても非効率な読み方です。

二つ目は、「返し読みするクセ」です。英語を後ろから和訳しようとするクセです。学校で習った方法でTOEICの問題を解こうとすると、どうしても時間がかかってしまいます。返し読みをなくすには、文章の前から読み進めていきつつ出会った英単語を記憶しておいて、あとから全文を一瞬で頭の中で再構築することが必要になってきます。そのためには記憶力も重要ですが、何より記憶がなくなる前に全文を再構築してしまうだけのスピードが重要です。

三つ目は、「正確に読むクセ」です。日本人のサガなのか、正確に読もうとして完璧に理解するまで次にすすまないのは悪いクセです。
多くの人は英語の単語を日本語で覚えようとしているので、どうしても<英語→日本>に変換しようとする習慣のせいで、英文を一旦日本語の単語の羅列に置き換えるクセがついてしまっているのです。
このクセを矯正・克服するには、たとえ一度読んで理解できなかったとしても先を読み続ける訓練が必要になってきます。

これらのクセを矯正するのにいちばん良い方法は、ずばり「速読」です。好きな本、読みたい本でいいのでまずは一冊選んで、繰り返し繰り返し読むことで速く読む訓練ができます。
このとき気をつけて練習してほしいのは、まずは本を一度はかならず精読して、内容を完璧に理解することです。
その後、時間を計測しながらできるだけ早く読むように訓練します。時間を計測して読むときには、内容はそれほど理解できなくてもいいです。
ただひたすら速く読む訓練をします。このときのスピードがあなたの限界の速度ということになります。
目標として、少なくとも一分あたり約100語(100文字ではない)を読めるように練習しましょう。
いっとき多読がはやりましたが、かならずしも多読である必要はないと思います。
一冊の本を繰り返し読んでも、結構効果はありました。

TOEIC800点突破の勉強法まとめ

1.語彙強化

TOEIC頻出単語集を一冊買って、発音も含めて3800語覚える!

2.音読

中学の教科書レベルのテキスト(できれば音声付)を買って、音声ガイダンスレベルの発音と速さで音読できるように訓練する!

3.速読

興味のある本や好きな本を買ってきて、1分間で読める単語数を計りながら速読する。100wpmを目指す!

確かにこれだけやっていればいいのですが、残念ながら、正直どれもそれほど簡単ではありません。
語彙3800語はTOEICだけに絞るのであれば、専用の単語集を買って覚えるのが効果的ですが、それでも初心者レベルから3800語まで覚えなおすのには、結構時間がかかります。
また、速読も100wpm(本当はこれでも遅いのですが)になるのにも時間がかかりますし、そもそも忙しい毎日の中で、テキストを時間を計測しながら読む時間を確保することも結構大変です。
音読となったら、声をだしてテキストを読む空間も必要ですので、自然と家にいるときしか学習できません。
タイトルで書いていることは間違いないのですが、やはり地道な訓練しかないのかなと思っています。

著者情報

工学系の大学を卒業後、大手通信キャリアでシステム開発、データ分析、マーケティング支援に従事。私費MBA留学し戦略コンサルファームに勤務。その後大手通信メーカーで新規事業立ち上げを10年以上。専門は新規事業立案、イノベーション、マーケティング全般。PEST分析やSWOT分析などのビジネスフレームワークの研修講師も担当。その他スキルに英語、ウェブ開発、動画制作なども。ブログは10サイト以上/ウェブサービスもいくつか開発経験あり。英語はTOEICは955点保持。結構変わった経歴だと思っています。詳しくはプロフィールをどうぞ。

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