MBAの4つの取得ルート知っていますか? 海外留学と国内MBAのメリットとデメリット

MBAを取得するにはいくつか取得ルートや方法がありますが、大きく分けると「留学する」か「国内で取得する」かに分けられます。さらに、留学する場合であれば会社をやめて留学するか、会社に在籍しながら社費で留学するかに分けられますし、国内でMBA取得を目指す場合は、通学するか通信教育で取得するかにわけられ、合計4パターンが主な取得ルートです。

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1.私費MBA留学

自分で留学費用を捻出して海外のビジネス・スクールに入学する方法です。
学費は、留学先のビジネス・スクールによっても費用は千差万別です。
学費以外にも、生活費、渡航費、保険料などがかかります。
それ以外にも、予想外の費用もたくさんかかりますので、あらかじめ十分な費用を準備することが重要です。
とにかく取得までにかかる費用が高いことで私費留学を断念した人もいますが、これらの費用はかならずしも自分ひとりで準備しなければならないわけではありません。
たとえば、親類縁者からのお金を借りるケースもあります。
私のビジネス・スクールの同期生には銀行に借りてきた人もいました。
その場合は、現在の貯金の状況、返済計画、担保などを説明してきたそうです。
いずれにしろ、私費留学では資金の準備と留学後の管理が重要です。

私費留学のメリット

生きた英語での学習ができる

留学するということは、ネイティブと生の英語でコミュニケーションをとるということです。授業でディスカッションに参加することで英語を学べるというメリットはありますが、TOEFL860点程度の英語力ではほとんどムリでした。矛盾するようですが、英語でディスカッションできるようになるレベルでないと、意味がないかもしれません。

MBA取ったと胸をはれる

[audible]

この中でいちばん難易度が高く、費用面でも苦労するのが、MBA留学です。海外MBAを取得すること自体が夢だった人にとっては、きっと高いハードルを乗り越えた充実感と満足感を得られることでしょう。

まわりにホルダーとして認知してもらえる

一般的に、MBAホルダーは英語が話せると思われます。私もMBAホルダーであることを話したら、かならず「じゃ英語ペラペラなんですね」といわれます。国内のMBAでは英語を使わないので、その点では留学しているとMBAホルダーとして認知してもらいやすくなると思います。

私費留学のデメリット

入学するだけでも大変。卒業はもっと大変。

MBA留学には入学時、入学後、卒業後の3つのハードルを越えないといけません。留学するまえのTOEFL取得、GMAT取得、推薦状、資金面の準備、退職手続き、市民税の手続きなどなどやることが山ほどあるので、それをこなすだけでも大変です。入学後は、時間に追われる毎日ですし、卒業後は転職活動など気を休める暇もないほどハードでした。

学べる内容は他でも同じ。

上でも述べましたが、ビジネス・スクールで学べる内容に大きな差はありません。違いがあるとすれば、有名なベンチャー企業の社長の講義を聴けるとか、教授の知名度が高いとかしか違いはありません。もちろん、それはそれですばらしい経験なのですが、学術的な内容、理論、知識については国内でも学べるということは認識しておく必要があります。

費用がバカ高。しかも費用対効果は保証されない。

どの国に留学するのかによっても異なりますが、MBA留学はかなり費用がかかります。しかも、取得ひかかった費用に対して相応の効果を保証してくれるものではありません。したがって、費用対効果のリスクは自分でとることになるので、本当に留学すべきかしっかり考えて決断しないと痛い目にあってしまいかねません。

2.社費MBA留学

社費留学は、会社に留学費を負担してもらってMBA取得を目指す方法です。
会社が留学希望者を募って派遣する制度がある場合もありますし、自ら上司や人事部などと交渉して、会社に在籍したまま留学させれもらうケースもあります。

私のビジネス・スクールには、ある世界的に有名な某メーカーから、毎年2~5名ほどの社員が社費で留学してきていました。
しかも、すごいことに留学期間中でも休職扱いではなく、きちんと基本給が支給されるという優遇ぶりでした。
こんなすばらしい制度が社内に整っているようでしたら、使わない手はないですね。

その某メーカーの例でいうと、学費は基本的に会社が負担してくれるみたいです。
それ以外の渡航費、生活費を自費負担するようです。
社費留学の場合は、学費や生活費を気にすることなく勉学に集中することができます。

社費留学のメリット

費用は会社もちだから安心。会社がある程度準備しているので、手続きが楽。

まず、会社に留学制度が整っていると、準備や手続きが楽です。とくにビジネス上、グローバル展開している企業であれば、海外生活についていろいろと教えてもらえますし、社内の卒業生にも相談することもできるでしょう。現地でトラブルにあったときでも、会社として対処してくれるのは心強いですよね。

卒業の雇用も心配ない。卒業できなくても雇用の心配ない。

MBA取得後には、起業することが決まっている方では心配することではないのですが、卒業してからの収入に心配しなくてもいいのは、勉強に専念できる大きな要素です。とくに留学してしまうと実務期間が短ってしまうのですが、社費留学ではそんなこと心配しないでいいのは大きなメリットです。

出世に少なからず影響がある。

社内で選抜されたり推薦枠にはいったということは、それなりに有望だと思われているからです。会社が留学費を負担しても言いと思われている人が、経営に関する知識を身につけて帰ってきたと認知されれば、それだけで社内の発言力が増すことは間違いないでしょう。

社費留学のデメリット

ウワサでは、会社によっては、10年間は転職できないなどのシバリがある。

会社が費用を負担するには、それなりの理由があります。それは、優秀な人材をつなぎとめておくためです。なかには、MBAを社費で取得させるかわりに、もし転職したら費用を払い戻すという誓約書をかかされたというウワサもありました。

私費留学者とくらべると、緊迫感はまったく違う。

卒業後に安心感があるということは、それだけMBA取得にたいする切迫感は差し迫ったものにはなりにくいということです。私の同期にも社費留学生がいましたが、その人はまるで旅行気分できていて、とっても意識が低かったです。モチベーションを維持するのは、結構難しいのかもしれませんね。

社内で上司や関係部署の説得が必要な場合もある。

社費留学をしたいと思っていても、かならずしも社内制度が整っていない場合もあります。そんなときには、制度を作ってもらうことから始めないといけないかもしれません。会社としては投資にあたるので、MBAの必要性や取得できるスキルや卒業後の貢献度、会社が負担すべき支出(学費など)や海外トラブル対応などのリスクなども含めて説得しないといけません。

3.国内MBA

国内MBAには、大学院にフルタイムで通学して取得を目指す方法と、平日の夕方や土日を使ったパートタイムで取得を目指す方法があります。
いずれにしても留学してMBA取得を目指す場合と比べて、圧倒的に費用が安いことが最大のメリットです。
フルタイムでは、会社を辞めてMBA取得に専念することになると思いますが、その際は収入がありませんので生活費などをあらかじめ蓄えておく必要はあります。
パートタイムでは平日は会社を定時で出て授業に参加し、土日などもフル活用してワークグループをすすめるような進め方になります。費用面ではパートタイムのほうがいいですが、その分ハードになります。
国内MBAについても会社が費用負担しているケースもあるようですし、国内でビジネス・スクールを運営している会社にと提携しているケースもあるので、いちど人事部などに相談してみる手はありますね。

国内MBAのメリット

費用が安い。

留学と比較すると圧倒的に費用がかからないことは、最大のメリットでしょう。収入を得ながら取得を目指せるパートタイムも考えると、場合によっては10分の一以下の費用ですむこともあると思います。国内MBAでも会社が提携していることも多いので、人事部などに相談してさらに学費を一部負担してもらうこともできるかも知れません。

会社をやめなくてもいい。

MBA取得のために、会社を辞めるかどうかは悩むところです。会社を辞めて取得すると、どうしても収入の不安や再就職の心配がありますが、国内MBAのパートタイムなら会社を辞めなくても取得可能ですので、そんな人にはひとつの解決策ですよね。

英語を使わなくてもいい。グループワークなどでのコミュニケーションが楽。

日本人同士での会話がディスカッションになるので、とっても楽ですし知識の習得も早いはずです。とにかく、言葉だけでなく文化のギャップも気にしなくていいことは、けっこう重要なポイントです。

国内MBAのデメリット

MBAとしての価値は若干低い。転職にはほとんど無価値にちかい。

日本人同士でのディスカッションが中心になってしまうことで、どうしてもアイデアに広がりがなくなってしまう懸念もあります。本来、経営に必要なノウハウやスキルを身に着けることを目的としているのであれば、多様な意見をあつめたり、そこから新しいアイデアを出すステップを経験すべきですが、その点はどうしても留学した場合とくらべて評価が劣ってしまいがちです。

英語の習得チャンスがない。

MBAの価値が低くなってしまうのには、英語力を評価してもらえないことも含まれます。ふつうMBAの価値には英語力も含まれるので、英語ができないとその分価値は減殺されてしまいます。そうでなくても、せっかくの英語習得のチャンスを失ってしまうことにもなります。

4.通信MBA

通信教育でMBAを取得する方法もあります。
最大のメリットは、すべてのMBA取得ルートの中でいちばん安い方法だということでしょう。
ビジネス・スクールで学ぶ内容は基本的には、それほど大きな違いはありません。
いまはどこでもケース・メソッドが中心で、理論の習得や知識の埋め込み方式は取っていません。
だから、教科書を読んで学べる内容では、通信教育でも海外留学でも大きな違いはありません。
この方法も、会社をやめる必要はないので、会社に在籍したまま収入を得ながら取得を目指せるので、リスクは低いですね。
この方法では、国内の大学院に通学するケースに追加して、それぞれメリットとデメリットがあります。

通信MBAのメリット

国内MBAとあわせて以下のメリットもあります。

いちばん安い方法。

通信教育でMBAを取るのがいちばん安い方法です。通学制のMBAプログラムを提供している会社で通信教育もやっていることが多いので、国内でMBAをとることを決めている人にとっては、選択肢の一つでしょう。

時間や場所にとらわれない。

通信教育は自宅にいながら学習できるのが、ウリですよね。いろいろな事情で通学することができない場合は、ありがたい選択肢だと思います。なかには受講の時間も自分できめられるプログラムもあるので、かなり自由度が高いのが特長です。

通信MBAのデメリット

国内MBAとあわせて以下のデメリットもあります。

自分のペースでできる分、自己管理が重要。

メリットと背反関係にあることなのですが、自分のペースで勉強できるということは、それだけ自己管理が必要だということです。これはMBAプログラムに限らず、そのほかの通信教育についても同じことなのではないでしょうか?通信教育がMBA取得の方法の中でいちばん安価だとはいってもそれなりの金額がするので、これまでいくつか通信教育で失敗を繰り返している人は慎重に考えましょう。

グループワークなどでしか交流がない。

もちろん通信教育でも定期的に集まってグループワークや勉強会を開くことは可能ですが、頻度は圧倒的にすくないですし、そもそも頻繁に集まっていては通信教育であることの意味がなくなってしまいます。どんなに通信技術が進歩しても、やはり顔を見ながらコミュニケーションをとることで深まる理解もあるので、そういったデメリットはぬぐえません。

著者情報

工学系の大学を卒業後、大手通信キャリアでシステム開発、データ分析、マーケティング支援に従事。私費MBA留学し戦略コンサルファームに勤務。その後大手通信メーカーで新規事業立ち上げを10年以上。専門は新規事業立案、イノベーション、マーケティング全般。PEST分析やSWOT分析などのビジネスフレームワークの研修講師も担当。その他スキルに英語、ウェブ開発、動画制作なども。ブログは10サイト以上/ウェブサービスもいくつか開発経験あり。英語はTOEICは955点保持。結構変わった経歴だと思っています。詳しくはプロフィールをどうぞ。

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