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訓練次第で誰でも天才的なアイデアマンになれる! 新規事業担当者がおすすめするアイデア出しのトレーニング方法

      2017/11/13

新規事業を立案するにはアイデアが必要です。
でも、ただアイデアを待っているだけでは、むこうから歩いてきてくれません。
だから、こちらから歩いていく必要があります。

しかし、日業の業務やルーティングに追われている日常の中で、とつぜんアイデアを出せ!なんていわれても戸惑うことが多いはずです。秀逸なアイデア発想には、日ごろからそれなりのトレーニングが必要です。
ここでは、日ごろからできるアイデア出しのトレーニング方法について、解説しようと思います。
私の経験上のトレーニングの難易度も書いてますので、ぜひ参考にしてください。

トレーニング1 前提を疑う

前提をうたがうというよりは、「前提」に気づくトレーニングといったほうがより正確かもしれません。
自分の思い込みというのは、思い込んでいるからこそ、なかなか気が付きにくいものですが、物事には(あるいは思考には)からならず備わっている3つの要素を書き出すことで「前提」に気づく訓練ができます。
その3つの要素とは、「大前提」と「小前提」、そして「結論」です。
これらは三段論法の構成要素ですね。よく出てくる例としては以下のような例が挙げられてます。

 大前提: 全ての人間は死すべきものである。
 小前提: ソクラテスは人間である。
 結論: ゆえにソクラテスは死すべきものである。

前提をうたがうためには、そもそも私たちが何を前提にしているかに気づく必要がありますが、えてして人間は前提を無視して大前提と結論だけを述べているものです。(「お客さまが欲しいと言っているのだから、この商品は売れるはず!」とか。)
なぜ、結論が正しいといえるのか、いちど紙などに大前提、小前提、結論を書き出してみることで、論理の飛躍や思い込みに気づくことができるようになります。
あたまをつかう訓練なので、かなりしんどいはずです。トレーニングとしての難易度は高めですが、効果は絶大です。

トレーニング2  探り出す質問をする

とにかく質問してみることは、アイデアマンになるための第一歩です。
ひとりで常識の前提をうたがうことが難しいときには、だれかに「なんでそう思うのか?」「本当にそういえるのか?」といった質問を投げかけ、相手の奥底にある思考を探り出すような質問をしてみることが有効です。
根底を揺るがすような質問を投げかけることで、いままで疑いもしなかった前提や背景をあぶりだすことができるようになるでしょう。質問をするトレーニングは議論でイニシアチブをとる訓練にもなるので、一石二鳥です。

ただし、質問をすることは結構気を使うこともあります。
みんなが当たり前だと思っていたり、常識だと思っていることを否定するような質問は、常識をくつがえす効果がある反面、議論の流れをとめてしまいがちなので、批判の的になったり煙たがれてしまうこともあるのです。
そうならないためには、常にまわりの発言を尊重しつつ注意を払いながら聞いくように心がけたうえで、自分の発言が誰かの神経を逆なでするようにならないようにする配慮が必要です。

つまり、誰かから面白いアイデアを探り出すような質問をするには、相手との協力作業だということを忘れてはいけないということです。
自分が面白いアイデアをひねり出すためだけに、相手を利用するようなことになってしまったりしないように気をつける必要があります。
トレーニング自体の難易度はそれほど高くありませんが、やり方に気配りが必要なトレーニング方法ですね。

トレーニング3 見方を変える

アイデアをひらめこうとしても、何も手がかりもない中で考えるのは結構苦しいものです。
まずは、何かの手がかりをもとに、アイデアを広げていく方法も有効です。
そんな手がかりの一つに、オズボーンのチェックリストというアイデア発想の有名なフレームワークがあります。

1.転用する ・・・ 他に使い道を考えてみる。
2.応用する ・・・ 真似してみる。
3.変更する ・・・ 解釈や機能、仕組み、方向性などを変えてみる。
4.拡大する ・・・ サイズや時間、数量を大きくしたり、高くしたり、広くしたり変えてみる。
5.縮小する ・・・ 小さくしたり、減らしたり、省略したり、分割してみる。
6.代用する ・・・ 何かで代用してみる。何かの代わりにしてみる。
7.置換する ・・・ 順序や役割を入れ替えてみる。原因と結果を入れ替えてみる。
8.逆転する ・・・ 前後を反対にしてみる。上下をさかさまにしてみる。立場を入れ替えてみる。
9.結合する ・・・ 何かと何かを組み合わせてみる。

トレーニングを積み重ねていくうちに、自然とアイデアの発想方法が身についてくるはずです。
また、このチェックリストのいいところは、ひとりでアイデアを考えるときにも、みんなで考えるときにも両方とも使えることです。
ブレストをやるときなんかでは、ディスカッションの最初にチェックリストを書き出してからはじめてみても、効果的だと思います。
時間も場所も選ばないことも長所ですね。

見方を変えるトレーニングは、オズボーンのチェックリスト以外にもたくさんありますので、いろいろと探してみて自分にあったフレームワークを見つけてみてははいかがでしょうか?
トレーニングの難易度としては中程度といったところでしょう。どちらかといえば、初心者むけのトレーニング方法です。

トレーニング4 とにかくたくさん出してみる

どんなトレーニングにしてもアイデアの量を追求することは欠かせません。
たとえ思いつきであっても、ただひたすらアイデアを出していくうちに頭の考える筋肉が鍛えられて、繰り返しトレーニングを積み重ねることで、次第にひらめくスピードが速くなっていきます。

やりかたとしては、私の場合はホワイトボードに書き出してみることをお勧めします。
座ってパソコンの画面にアイデアを書き出すことは、メールだとか電話だとかほかの業務に気をとられてしまうことが多いはずです。
ひとつのアイデアが良いか悪いかを気にせず、ただひたすら思いつくままに吐き出すトレーニングをしていっているうちに、ひとつのアイデアが次のアイデアの材料になって、つぎつぎと飛躍するようにすることがポイントです。

また、時間制限を設けることも効果的です。あっという間に時間は過ぎてしまいます。
そういう意味だと、情報収集の時間とはわけて考えるべきです。
あらかじめ必要案情報は収集して頭の中に叩き込んだうえで、アイデアを考えるときにはそれ以外の作業はせず、集中的に頭をいじめることで、かならず効果的なトレーニングができるはずです。
結構、頭の体力が必要なので難易度としては高めですが、業務にも直結しやすく効果的なトレーニング方法だといえます。

トレーニング5 チラシや広告から代替案を考える

より実践的なトレーニング方法としては、通勤電車のなかの中吊り広告や新聞のチラシをみて、じぶんならどういった見出しを考えるか、どういった商品の機能を開発するかなどの、代替案を考える方法があります。

たとえば、英会話スクールのチラシをみて、コストを抑えるためにはどうすればいいか?
女優の起用を変えるのか?より身近に感じてもらえるように、実際の教師や学生を起用するのか?
イメージよりも、効果を訴えてみるにはどういう広告にすべきか?
競合との差別化をどう表現するのか?
など、まだまだありますが、通勤時間をつかって自分なりの広告案やチラシ案を考えるのです。

このやり方は誰でも簡単にできますし、やってみるとこれまで考えてみなかったアイデアを思いついたりして、結構楽しみながらできると思います。
もちろん、自社が取り扱っている商品やサービスではないかも知れませんが、個人的にはアイデアをひらめくためのトレーニングとしては効果的だと思いますよ。
トレーニングの難易度は低く、楽しみながらできるトレーニング方法です。

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