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TOEIC勉強法 スコアアップのコツと対策教えます。

      2016/07/25

TOEICでスコアアップをしたいと思っている人なら誰だって、TOEIC対策をしていると思いますが、効率よくスコアアップするためのコツとか勉強法はないものでしょうか?。
実は、あるのです。
できるだけ短い時間でスコアアップを目指すのであれば、まずはTOEIC独特の出題傾向やクセというものを押さえておきましょう。

今回は、出題傾向を押さえたスコアアップのコツと勉強法を調べてみました。

TOEICテストの傾向と対策その前に -問題構成とテスト形式

TOEICテストの問題構成や出題形式を理解しないまま勉強していたら、いざ本番になったときに時間が足りなくなって、実力を発揮できなくなってしまうなんてことになりかねません。
そんなことになってしまわないためにも、まずは、TOEICテストの問題構成と出題形式をしっかり理解しておきましょう。
TOEICの出題傾向や解答のコツと勉強方法は、その後に見ていくことにします。

TOEICテストの問題構成

もっとも基本的なことですが、TOEICテストはリスニング・セクションとリーディング・セクションの2部構成になっています。
出題される設問数は、それぞれのセクションで100問ずつ出題されます。
そして、テストの所要時間は、リスニング・セクションが45分間、リーディング・セクションが75分間の合計2時間です。
ちなみに途中休憩はありません。

ひとつの教科を、2時間ぶっつづけでテストをする機会は、TOEICテスト以外ではそんなにないと思います。
体力的にも非常に疲れるテストなので、試験日に向けて体調を万全にすることも重要ですね。

 ・リスニング (45分間・100問)
 ・リーディング (75分間・100問)
 ・合計2時間で200問

それぞれのセクションでは、出題される内容が決められていて、出題傾向も比較的はっきりしています。
出題傾向をおさえた勉強法を身につければ、効率的にスコアアップができるはずです。

TOEICのテストの形式

ご存知の方も多いと思いますが、TOEICテストでは記述式の問題は出題されません。
すべてマークシート方式で行われます。
また、出題形式は毎回同じで、解答はすべて問題用紙とは別の解答用紙に記入します。
テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。

 ・解答はマークシート方式。
 ・問題用紙と解答用紙は分離されている。
 ・英文のみで構成されている。

いざテストが始まると、あとはアナウンスも解説もすべて英語で行われることになります。
始めてテストを受けるという人は、どういったアナウンスがどういったタイミングで行われるのか、あらかじめ覚えておきましょう。

TOEICテストの傾向と対策(1) -リスニング・セクション

ここからは、TOEICテストの傾向と対策です。
さっそくリスニング対策から見ていきましょう。
リスニング・セクションでは、会話やナレーションを聞いて大きく分けて4つのPartで設問に解答します。
それぞれ、Part1では「写真描写」問題、Part2では「応答」問題、Part3では「会話」問題、Part4では「説明文」問題となっています。
すべてのPartの問題を合計すると、100問ちょうどです。
これを45分かけて解いていきます。

Part1 【写真描写】問題は写真をみて正しい説明を選べるかを試す問題

Part1の写真描写問題は、問題用紙に印刷されてある1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけスピーカーから放送されるので、それらの4つの説明文のうちで、もっとも写真を的確に話している説明文を選んで、解答用紙にマークする問題です。もちろん説明文は問題用紙には記載されていません。

問題用紙には出題番号と写真だけが印刷されていて、そのほかには説明文などはありませんので、写真だけをみて答えを当てないといけません。
つまり、あなたが視覚的にとらえた状況を、あなたに代わって誰かが話しているのを、正しく聞き取れているかを試すテストです。
こういった問題が全部で10問出題されます。

 ・写真をみて正しい説明を選ぶ問題。
 ・ぜんぶで10問出される。
 ・問題用紙には写真のみ記載されている。
 ・4つの選択肢から選んで解答する。

Part1のスコアアップのコツ

Part1のスコアアップのコツとして最初にあげられるのが、テスト開始の合図のあとの行動です。
テスト開始の合図のあとは、かならずディレクション(Part1の解き方を説明する放送)や例文の説明などがあり、1問目の設問に入る前に約90秒間の余裕があります。
スコアアップのコツとしては、それらのディレクションは一切聞かないで、その時間をつかって10枚の写真をざっくりと眺めて、写真にうつっている人やモノを英単語で言えるようにしておくことです。
軽く眺めて、単語を予想しておくだけで、設問文がすんなり頭の中に入ってくるはずです。

また、Part1では写真を見ながら出題されますが、基本的に設問される内容は「何をしているか?」といったことがほとんどです。
そのためPart1では、ほとんどの場合で動詞の時制は決まっています。その動詞の時制は何かわかりますか?
こたえは、「現在進行形(be + ~ing)」です。
当たり前の話ですが、写真だけでは、基本的に過去や将来の話はわかりません。
だから、たまに例外はあるものの、ほとんどの場合で正しい解答は、自然と現在進行形になってしまうんですね。
Part1で解答に迷ったら、まずは現進行形の解答を選んでおくようにしましょう。

Part1のスコアアップの勉強方法

スコアアップに向けた最適な勉強方法は、ディクテーションと呼ばれる訓練方法が一番向いています。
ディクテーションとは、聞き取った英文を書き取る訓練方法です。
とっても時間がかかる方法ですが、効果はテキメンです。
机に向かって決まった時間を確保できるときには、良い手段だと思います。

Part1で出題される英文は比較的短い文なので、一文を「ひとかたまり」で理解する訓練も効果的です。
それは、リピーティングといわれる訓練方法ですが、CDなどから再生される音声に続いて同じスピードで声に出しながら、英文を頭から順に理解する訓練方法です。
ディクテーションと比べて圧倒的に時間が少なくてすむメリットがあります。
電車の中などでは、声はださず口真似だけでもいいと思います。

 ・1問目が読み上げられる前に10枚の写真の人やモノの単語を予想しておく。
 ・Part1の解答は現在進行形がもっとも多い。
 ・つぎが、現在形の受身(be + 過去分詞)や現在完了形の受身(have been + 過去分詞)。
 ・スコアアップには、ディクテーションで聞き取れない単語を強化。
 ・電車などではリピーティングで訓練するのも効果的。

Part2 【応答】問題は耳だけを頼りにして正しく聞き取れるかを試す問題

応答問題は、設問も回答も音声で放送される問題です。
だから問題用紙には、いっさい出題文も説明文も選択肢の英文も書かれていません。
問題用紙に書かれているのは、出題番号と「Mark your answer on your answer sheet」といった文だけです。
ここでは、1つの設問が英語で話され、それに対して3つの解答の選択肢がそれぞれ1度だけ英語で話されるしくみになっています。
その3つの選択肢を聞いて、設問に対してもっともふさわしい答えを選んで解答用紙にマークするのです。
気をつけなければならないのは、このPartだけがなぜか3択だということです。
3つまで聞いて、4つ目の選択肢を待つことのないように気をつけてください。

基本的にPart2では、センテンスをきちんと聞き取れているかを試すテストです。
Part1のような視覚的な補助がなくても(つまり、ヒントがなくても)、音声だけで設問も回答もきちんと「文」として聞き取れているかどうかを試そうとしているのです。
ここでは、30問出題されます。

 ・耳だけを頼りにして正しい説明を選ぶ問題。
 ・ぜんぶで30問出される。
 ・問題用紙に設問も選択肢も記載されていない。
 ・3つの選択肢から選んで解答する。4択ではないことに注意。

Part2のスコアアップのコツ

Part2は、おもにビジネスと日常生活の中で頻繁にかわされる会話を想定した問題です。
会話とは二人以上の話者がいて、相互にやり取りをすることで成り立ちますが、Part2では、会話を始めた人のセリフから、受験者が返答すべき適切な返事を選択肢から選ぶことで、やり取りを成立させます。
本来なら、最後まで聞かないと内容が通じない中途半端な状態を、出題者にかわってあなたが会話を完成させるというわけですね。
こういった性格上、Part2で頻繁に出題されるのはその会話の中で交わされる「問いかけ」が中心です。
たとえば、「会議室はどこですか?」や「私の机の上にあった書類を見なかった?」といった問いかけが、Part2の設問の半分以上をしめていますので、その問いかけに対して適切な解答を選ぶのです。

したがって、疑問詞(When, Where, Who, What, How)を聞き逃さないようにすることが最重要ポイントになってきます。
多くの場合、こういった疑問詞は会話の「冒頭」で出てくることが多いはずです。
だから、冒頭にでてくる疑問詞を聞き逃さないように集中することが、スコアアップのコツになります。
設問文で何を聞かれているのかさえ、しっかり聞き取ることができれば、あとはその疑問詞に適切に答えている選択肢(Whereであれば場所を示す単語、Whenであれば時間などが含まれている選択肢)を選ぶだけです。

ただTOEIC初心者に良くあることですが、いったん聞き取れたと思っても他の選択肢が流されていると、ふと「あれ?もしかしたら聞き間違えたかな?」と自分をうたがってしまうことが良くあります。
しかしそれは禁物です。うたがっても、聞きなおすことはできないのだから、一旦これだと思った疑問詞を信じて、迷わずにその疑問詞に対する選択肢をマークしましょう。

そのほかに気をつけるポイントは「人名」です。
日本人の場合、外国人の名前を始めて聞いたときには、何かの単語だと誤認することがよくあります。
私も経験したことがありますが、そんなときには人名でひっかかってしまって、その以降で話される会話の内容が、まったく聞き取れなくなってしまうということがあるのです。
人名はできるだけ正しい発音で覚えていたほうがいいとは思いますが、積極的に学ぶ機会はそれほど多くありません。
したがって、Part2では人名や知らない単語に出会ってしまっても平気なように、あくまでも疑問詞を手がかりに解答するように心がけたほうがスコアアップの近道だと思っています。

Part2のスコアアップの勉強方法

スコアアップに向けた最適な勉強方法について、これはPart2に限ったことではありませんが、TOEICテストのリスニング・セクションで点数が伸びない問題は、大きく3つに集約されます。
それは、「はや過ぎて聞き取れない」「理解が追いつけない」「覚えていない」です。

このうち、「はや過ぎて聞き取れない」のは、音を文字として理解しようとすることに原因があります。
英語の単語には日本語にはない「音」と「文字」に関する特徴があります。
それらの特徴を踏まえておかないと、いつまでたっても英単語の音と文字を日本語と同じような関係性で結び付けようとしてしまい、スピードに追いついていけず、その結果リスニングの点数は伸びません。

もうすこし具体的に言うと、英単語が文字通りに発音されないことが原因で、はやく話しているように感じる、または聞き取れなくなっていることがあります。
たとえば、saladは、日本語ではサラダですので、そのまま読むと「サ・ラ・ダ」と発音してしまいます。
でも、英語では、「sa la d」 というふうに母音ごとに文字を読み上げるのではないのです。
最後dの音は消え、laのaはだらしなく口をあけたような状態で小さく発音されます。
日本語の感覚では「サァッ」という感じで聞こえるのです。
これじゃ、まさかサラダといっているとは思わないわけです。

このように英語の単語ではほとんど発音しない文字や、音としては消えてしまう文字が多数存在するのです。
日本語でこのように音が消えてしまうような文字といえば「ん」くらいでしょうか。
「富士山」の「ん」や「温度」の「ん」は、はっきり発音しませんよね。
英語には、この「ん」と同じような文字がとにかく多いのです。
したがって、日本語と同じような感覚で英単語を覚えてしまうと、瞬時に単語をイメージできないのです。
英語を日本語で覚えず、英語の発音のまま体で覚えることが非常に重要になってきます。

Part2以降は、写真などのサポートがありません。
したがって、これらの英語の特徴やクセをしっかり把握した勉強方法が大切になってきます。
スコアアップのための勉強方法はPart1と同じディクテーションとリピーティングが中心になりますが、音が連結した文字や脱落した文字をしっかりと書き出すことができるよう意識しながら、訓練するように心がけましょう。
それによって格段に、リスニングの学習効果が高まるはずです。

 ・未完成の会話が成立するための選択肢を選ぶ。
 ・冒頭に集中して疑問詞を聞き取る。
 ・選択肢を聞いて迷っても、はじめに聞き取った疑問詞を信じる。
 ・人名は聞き取れないことが多いと諦める。
 ・スコアアップには、ディクテーションとリピーティングで強化。
 ・音が連結した文字や脱落した文字を指摘できるように気をつける。

Part3 【会話】問題は双方向のやりとりを聞き取れるかを試す問題

会話問題では、2人の人物による会話が1度だけ放送されます。
その後、設問が英語で放送されるので、問題用紙にある4つの選択肢を自分で読んで、もっとも適当なものを選んで解答用紙にマークするのです。
Part2とは違って、Part3とPart4では設問と解答の選択肢は問題用紙に書いてあります。
ちなみに、会話の内容は印刷されていません。また、設問は読み上げられますが、4つの選択肢は読まれません。
会話を聞いて、設問が放送されたら、ただちに4つの選択肢から正しいと思われる解答を選ばなければなりません。
英文の読解力も必要なテストです。

Part2は「文」を聞き取るテストですが、Part3は「文章」を正しく聞き取れているかを試すテストという意味もあります。
つまり、話者間での情報のやり取りを正確に聞き取れているかを試すことで、文章を理解できているかを見ているのです。
一つの会話には設問が3問ずつあり、それぞれ4つの選択肢から正しい答えを選びます。
このような会話が全部で10会話(設問としては全部で30問)出題されます。

 ・双方向のやりとりで正しい説明を選ぶ問題。
 ・ぜんぶで10会話(30問)出される。
 ・各設問は英語で読み上げられる。
 ・設問を読み、問題用紙にある解答の選択肢(英文)から選ぶ。
 ・4つの選択肢から選んで解答する。

Part3のスコアアップのコツ

Part3では問題の構成上、設問文と解答の選択肢が問題用紙にかかれているので、ディレクションの時間をつかって予習することができます。
ここでも疑問詞などのキーワードを拾って、これから聞かされる設問文で注目すべき点がわかる程度にしましょう。
選択肢を読んでいたため、設問文を聞き逃したなんて、本末転倒にならないように気をつけましょうね。
あくまでも、ほどほどに。

Part3の会話は話者間で2往復または1.5往復ですが、基本的に会話の流れにそって順番に設問されることが多いので、できればこのやり取りを聞きながら、適宜解答していければベストです。
各問題間は約8秒ほどありますが、設問文を予習できていれば、あまり関係ありません。
やり取りを聞きながら、わかる問題から先に解いていくことができるはずです。
ときに、全文を聞かないとこらえられる設問が出てきます。
会話の目的や、会話が行われている場所、人物どうしの関係などどいった会話全体に関する設問です。
こういった設問は、最後まで聞いて答えることになりますが、それ以外については基本的に会話の流れにそって出題されるので、都度答えがわかった段階で、解答していって問題ありません。
そして、もし時間に余裕ができたら、次の会話のディレクションの時間(30秒)もつかって、次の会話の設問文を予習するのです。
設問が終わるたびに、次の設問の疑問詞を念頭に置いた予習をしていくことで、スコアアップが図れるでしょう。
ちなみに、この時間を有効に使って次の設問を予習するやり方はPart4でも同じです。

Part3のスコアアップの勉強方法

スコアアップに向けた最適な勉強方法について、Part2の勉強法のところではリスニングで点数が伸びない3つの問題点である「はや過ぎて聞き取れない」「理解が追いつけない」「覚えていない」のうち、「はや過ぎて聞き取れない」のことについて述べました。
またディクテーションやリピーティングでも音が連結したり脱落したりする文字を意識して行うことで、訓練効果が格段にアップすることを書きました。
Part3でスコアアップを図るための勉強方法には、これに加えて「理解が追いつけない」ことを克服していく必要があります。

理解が追いつけないことの最大の原因は、無意識のうちに英文を日本語に訳そうとしているからです。
日本語と英語の構造は、順序が逆ですから、日本語の語順で理解しようとすると、後ろから訳すことになってしまいます。
そうすると、まず最初に聞き取れた単語を日本語に訳し、つぎに順序を入れ替え、そして文として理解する工程を通るので膨大な処理が脳内で行われることになります。
このようなことをやっていると、どんな人でも処理時間がおいつくはずがありません。
そうやって理解できないうちに、次の文章や会話に移ってしまい、結局おいていかれてしまうことになってしまうのです。

リスニング・セクションで高得点を目指すなら、英文を頭から聞き取っていくことが欠かせません。
そのためには、一番おすすめするのが「音読」です。
音読によって、英単語と自分の口の動きがリンクされ、発音を体で覚えやすくなるだけでなく、文自体を目で追いながら頭から順番に訳していくクセが自然と身についていきます。つまり、単語と意味と音がひとつになって体に染み付いていくのです。
はじめは、中学生の教科書のレベルからはじめてもいいと思いますが、できればTOEICの音声テキストをつかって、音声と同じスピードで文章を音読をすると、格段にリスニング・スキルが向上するはずです。

 ・ディレクションの時間を使って設問文と選択肢を予習する。
 ・選択肢は読みきらなくて良い。疑問詞に該当するキーワードだけを眺める。
 ・設問がおわったら、次の問題の予習を進める。
 ・できれば会話を聞きながら答える。
 ・設問の間は8秒あるが、気にしなくてよい。
 ・スコアアップには、音読が最適。
 ・文章の頭から理解していくように心がける。(できるだけ、読み返ししない)
 ・音声テキストと同じ速度で読む。

Part4 【説明文】問題は話の展開を先読みできるか試す問題

説明文問題では、会話のような双方向でのやり取りではなく、アナウンスやナレーションのような一方通行のメッセージが1度だけ放送されます。
それぞれのメッセージを聞いた後に、問題用紙にある設問と4つの選択肢を読み、もっとも適当なものを選んで解答用紙にマークします。
なお、Part3と同様にメッセージは印刷はされておらず、各メッセージには質問が3問ずつありますが、解答は放送されません。
メッセージを聞いて、設問が放送されたら、ただちに4つの選択肢から正しいと思われる解答を選ばなければなりません。
こちらも英文の読解力も必要なテストです。

Part4で試されているリスニング・スキルは、Part3とほぼ同じですが、より高度なスキルが求められます。
会話のような双方向のやり取りでは比較的流れを読めたとしても、アナウンスなどんお一方通行のメッセージではどのような方向に話が飛んでいくのかわかりにくいものです。
そのような場合で求められるのは、話の展開を先読みするスキルだったり、話についていけるだけのスピードと量に対応できるスキルだったりします。
このようなメッセージが全部で10回(設問としては全部で30問)出題されます。

 ・一方通行のメッセージの先の展開を読んで正しい説明を選ぶ問題。
 ・ぜんぶで10回(30問)出される。
 ・設問を読み、問題用紙にある解答の選択肢(英文)から選ぶ。
 ・4つの選択肢から選んで解答する。

Part4のスコアアップのコツ

Part4でもPart3と同様に問題の構成上、設問文と解答の選択肢が問題用紙にかかれているので、ディレクションの時間をつかって予習することができます。
ここでも疑問詞などのキーワードを拾って、これから聞かされる設問文で注目すべき点がわかる程度にしましょう。
Part4ではかならず留守番電話の問題ができますので、あらかじめ徹底的に予習しておきましょう。
アナウンスといった一方通行のメッセージなので、間隔をおかずに話が進んでいくので、取り残されないように気をつけなければいけません。

また、Part4でもPart3と同様で、基本的に話の流れにそって順番に設問されることが多いので、できればメッセージを聞きながら、適宜解答していければベストです。
メッセージの目的や、流れといった全体に関する設問もでてくるので、大意をつかみつつ詳細も聞き漏らさないスキルが求められます。
時間に余裕ができたら、次の会話のディレクションの時間(30秒)もつかって、次のメッセージの設問文の予習をしましょう。
設問が終わるたびに、次の設問の疑問詞を念頭に置いた予習をしていくことで、スコアアップが図れるでしょう。

Part4のスコアアップの勉強方法

Part3の勉強法のところまでで、リスニングで点数が伸びない3つの問題点のうち「はや過ぎて聞き取れない」と「理解が追いつけない」について解説してきました。
またディクテーションやリピーティングでも音が連結したり脱落したりする文字を意識して行うことで、訓練効果が格段にアップすることを書きました。
Part4でスコアアップを図るための勉強方法では、さいごの「覚えていない」ことを克服していく必要があります。

ここでもやはり、「音読」が最適です。
しかし、Part3で行った練習方法と異なる点は、ひとつの文章を音読し終えた後に、今度はテキストを見ないで音読する点です。
音読は英語の文章を見ながら読むため、単語と意味と音を一体で体にしみこませることができるのですが、これだけではチャンクが増えません。
チャンクとは、人の脳のキャパシティのようなもので、短期的な単語を記憶できるメモリの容量のことです。
一般的に、チャンクには5つから9つ程度の「意味のまとまり」しか格納することができないといわれています。
英語学習初心者では、単語がすなわり意味のまとまりなので、最大9つまでの単語でできた文しか格納(理解)できないため、それ以上の長い文になると、「覚えていない」現象が起きてしまうのです。
このチャンクに収めることができる「意味のまとまり」を増やすことができれば、「覚えていない」を克服できるはずです。
ちなみにこのチャンクに収めることができることをリテンションといいます。
音読したことを今度はテキストなしで復唱することで、このリテンション能力を強化することができるのです。
つまり「意味のまとまり」を「単語」ではなく「文」にすることで、チャンク内に格納できる容量を増やすことができるのです。

 ・ディレクションの時間を使って設問文と選択肢を予習する。
 ・選択肢は読みきらなくて良い。疑問詞に該当するキーワードだけを眺める。
 ・設問がおわったら、次の問題の予習を進める。
 ・できればメッセージを聞きながら答える。
 ・設問の間は8秒あるが、気にしなくてよい。
 ・スコアアップには、音読後のテキストなしの復唱が最適。
 ・覚えていない状態を克服することがカギ。

TOEICテストの傾向と対策(2) -リーディングセクション

リーディング・セクションでは、長短それぞれの出題文を読み大きく分けて3つのPartで設問に解答します。
それぞれ、Part5では「短文穴埋め描写」問題、Part6では「長文穴埋め」問題、Part7では「読解」問題となっています。
すべてのPartの問題を合計すると、100問ちょうどです。
これを75分かけて解いていきます。

リーディング・セクションがリスニング・セクションともっとも違う特徴は、時間の制約です。
リスニング・セクションでは設問は放送されるため、当然ですが解答時間は運営側が握ることになります。
先の問題を解きたくても、出題(放送)されない限り解くことはできないですから、当たり前ですね。
しかし、リーディングは違います。
自分のペースで解き進めることができるのです。
逆に言えば、ペース配分を間違うと途中でタイムアップになってしまうこともある危険があるということです。

では、どれくらいのペースで読み進めればいいのでしょうか?
リーディング・セクションの問題数は100問でした。それを75分で解きます。
すると、1問あたり45秒で解かなければなりません。
45秒というと長く感じるかもしれませんが、実際には45秒間で、問題を読み、選択肢を読み、考えて解答しなければならなりません。
また、高得点をねらうにはPart7(長文読解問題)でどれだけ多く解答できるかにかかっていますのでPart7で長文を読める時間を確保するためにも、Part5やPart6ではできるだけ時間短縮できるようペース配分しなければなりません。

ここでは、各Partごとに、目安となる1問当りにさける時間も書いておきます。
この時間を越えてしまうようでは、全問解答することができないと思って参考にしてください。

Part5 【短文穴埋め】問題は、多くの文法と語彙力を試す問題

短文穴埋め問題では、問題用紙に書かれている不完全な文章を完成させるために、4つの選択肢の中からもっとも適当なものを選んで解答用紙にマークします。

Part5とPart6は出題文の長短の違いはあるものの、基本的に試されていることは「文法」と「語彙力」です。
出題される分量の割合も、おおよそ半分ずつ出される傾向があります。
文法といっても、複雑な構文が試されるわけでもなく、一般的な文章をスムーズな流れで読むための基本的なルールを知っているかどうか、を試していることが多いです。
語彙力は、たった2分野に絞り込まれていて、TOEIC以外の公式の英語テストとくらべて圧倒的に少ないです。
その分野とは、「日常会話」と「ビジネス」に限られています。

出題分野が2つしかないということだけでなく、文法にも明確な傾向があり、単語数も限定されているということは、出題傾向を知っているかどうかだけでスコアの伸びが違うということです。
ポイントをおさえた反復練習と、暗記だけで高得点が狙えるパートということですね。

そういう背景の中で、Part5は、できるだけ多くの文法と語彙力を試そうとするテストです。
比較的短い文章をつかって、文法上の問題をすばやく見つけたり、単語を埋めることができるかどうかを試しています。
このような穴埋め問題が、全部で40問出てきます。
短文穴埋めではどれだけ時間をかけずに解いていけるかがカギです。
できれば1問あたり20秒以内(理想は15秒)で解答して、Part7の長文読解問題に時間をさけるように心がけましょう。

 ・短めの文章の穴埋め問題。
 ・ぜんぶで40問出される。
 ・1問あたり15秒を目標として解く(パートで全体として13分を目標)。
 ・4つの選択肢から選んで解答する。

Part5のスコアアップのコツ

穴埋め問題で試されるのは「文法」と「語彙力」が半分ずつと書きました。
まずは、文法に関する問題のスコアアップのコツを見てみましょう。

Part5で出題される文法問題には、分詞構文や仮定法といった高度な文法はほとんど出てきません。
出てくるのは、「動詞」の活用を選ぶ問題と、単語の「品詞」を選ぶ問題がほとんどです。
動詞を選ぶのか?品詞を選ぶのか?つまり、解答のヒントは選択肢にあるということですね。

だから、まず最初にやることは、設問文をじっくり読むことではなく、選択肢に意味の異なる単語が並んでいるのか?それとも「動詞」の活用系が並んでいるのか?それとも、ある単語のいろいろな「品詞」が並んでいるのか?を見極めることです。
ここまでは、一瞬でできるはずです。

もし、下のように、いろいろな単語が並んでいるのであれば、語彙力を問う問題です。

The teacher’s association has announced that the food and drinks —– supplied at the annual conference will not be provided this year.
(A) usually
(B) hugely
(C) evenly
(D) strictly
※答えは(A) usually
<公式問題集Vol.1より>

もし、動詞の活用系が並んでいるのであれば、主語は一人称なのか二人称なのか、時制は現在なのか過去なのかといったところに気をつけて、手がかりとなる単語を探せば、正解を見つけることができるはずです。

Children who are two years old and younger are —- free of charge to most concerts and films.
(A) admit
(B) admits
(C) admitted
(D) admitting
※答えは(C) admitted
<公式問題集Vol.1より>

そして、ある単語の品詞が並んでいるようであれば、空欄の前後の単語を見て、その単語に適切にかかる選択肢が、形容詞なのか副詞なのかといったことから判断できるはずです。

The recent increase in tourism has done less to improve the business of small retailers in this area than we —- predicted.
(A) original
(B) originally
(C) originated
(D) originality
※答えは(B) originally
<公式問題集Vol.1より>

語彙問題は、単純に単語を知っているか知らないかだけでほぼ決まってしまうので、あまりスコアアップのコツというものはありませんが、強いて言えば、「まったく見たこともない選択肢は絶対に選んではいけない」と言えるかも知れません。
TOEICテストに出てくる単語は、ビジネスと日常会話に限定されているので、見たこともない単語が出てくることは「ひっかけ」である可能性が高いので、選択しないのがスコアアップのコツといえるでしょう。

このようにPart5では、設問文を読んで選択肢を考えるようなことはせず、最初に選択肢から読んで問われている内容を見極めることが、とっても重要なのです。

Part5のスコアアップの勉強方法

Part5とPart6は、両方とも穴埋め問題ということもあって、試されている内容が大変似ています。
ともに共通していることは、「知っていれば解ける、知らなければ解けない」という非常にシンプルな特徴があるということです。

したがって、スコアアップのための勉強法もいたってシンプル!
ひたすら単語を覚えることと、文法問題を解くことです。
でも、TOEICには出題される分野は「ビジネス」と「日常会話」に限定されています。
英検やTOEFLの手持ちの単語テキストや文法テキストで勉強しても、残念ながら直接的にはスコアアップにはつながりません。
スコアアップにはPart5だけに時間をかけるわけにはいけませんし、他のPartにも良い影響を及ぼすためにも、覚える単語はできればTOEICに頻出する単語に限定したほうが効率的です。
そこで、まずはTOEIC専用の単語テキストと文法テキストを選ぶことが最重要となってきます。
やることが決まっててシンプルであるからこそ、最初に適切なテキストを選べるかどうかで、スコアに大きな差が生まれてしまうのです。

 ・基本的に文章を全部読む必要はない。
 ・最初に、選択肢から「語彙」問題か「文法」問題かを判断する。
 ・文法問題であれば、「動詞」の問題か「品詞」の問題かを判断する。
 ・動詞の問題であれば、主語、時制などを見て選ぶ。
 ・品詞であれば、空欄の前後の単語にかかる品詞を選ぶ。
 ・わからない単語は、きっぱりあきらめて時間を節約する。
 ・そのとき、まったく見たこともない単語は選ばない。
 ・スコアアップの勉強法は、TOEIC専用の単語テキストを暗記すること。
 ・TOEIC専用の文法テキストを使ってマスターすること。

Part6 【長文穴埋め】問題は、話の流れを意識した文法と語彙力を試す問題

長文穴埋め問題でも、Part5と同じように問題用紙に書かれている不完全な文章を完成させるために、4つの選択肢の中からもっとも適当なものを選び解答用紙にマークするですが、出題文が長くなっています。

Part5で述べた内容と同じになってしまいますが、試される内容は、ここでも文法と語彙力です。
ただし、Part5と異なるところは、ひとつの比較的長めの文章の中で、いくつかの穴埋め問題が出されているということです。
このような出題をしている意図としては、おそらく、多くの英単語があふれる長文であっても、しっかり流れを理解したうえで文法を理解できているかどうか、適切な語彙を持っているかどうかを試そうとしていることだと思います。

文章が長くなってくると、どこからどこまでが一塊の意味を持った文であるのかといったことが、わからなくなってしまうことがありますよね。
そういったこともなく、きちんと読みすするだけの文法力と語彙力を持っているかどうかが試されているのです。
長文穴埋め問題は、ひとつの文書につき3問ずつの設問がありますが、Part6では4つの文書、つまり全部で12問に答えます。

そういったことに惑わされずに解きすすめていきますが、目標となる解答時間は、1問あたり約40秒以内(理想は30秒)で解けるようにしないと、Part7に時間が足りない状態になってしまいます。

 ・長めの文章の穴埋め問題。
 ・ぜんぶで12問出される。
 ・1問あたり30秒を目標として解く(パートで全体として8分を目標)。
 ・4つの選択肢から選んで解答する。

Part6のスコアアップのコツ

基本的にPart6はPart5と同じ穴埋め問題ということもあり、同じようなスキルを試されているので、Part6もPart5と同じようなスコアアップのコツがあるといえます。
その一方で、Part6は比較的長文で、流れを汲み取りながら適切な語彙力と文法力があるかを試されるといいました。
そのため、Part5のスコアアップのコツに加えて、「流れを意識した設問を解くコツ」を身につけておく必要があります。

流れを意識した設問は「文脈依存型問題」といわれ、Part6の約半分くら出てきますが、その文脈依存型は主に「代名詞」を問う問題と「接続語」を問う問題の二つがあります。

代名詞問題は、文章の流れの中で代名詞(they, he, sheなど)を問う設問のことです。
代名詞の役割から考えて文中にかならず一度は触れられた名詞があるはずですですので、選択肢を見て、もし下の設問文のように選択肢が代名詞ばかりなら、最初に空欄(代名詞が入る空欄)がはいる名詞を探しだし、それが一人称なのか二人称なのかといったことから推測して、最適な選択肢を選ぶことがスコアアップのコツになります。

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(A) They
(B) He
(C) You
(D) She
※答えは(C) You
<より>

その一方で接続語問題とは、選択肢が接続語(however, thereforeなど)を問う問題です。
接続語の役割は、文と文をつなげる役割なので、ヒントは空欄よりも前の文にあるはずです。
空欄を境にして、前の文章と空欄を含む文章の意味がつながるような選択肢を選ぶことがスコアアップのコツといえるでしょう。

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(A) However
(B) Despite
(C) Frequently
(D) Therefore
※答えは(D) Therefore
<より>

このようにPart6でも、Part5と同じように設問文を読んで選択肢を考えるようなことはせず、最初に選択肢から読んで問われている内容を見極めることから始めます。
選択肢が、Part5と同じような語彙力と文法を問う設問なのか?文脈に依存した設問なのか?を最初に見極めてから、適切な解法を選ぶようにしましょう。

Part6のスコアアップの勉強方法

part6の出題傾向を考えると、長い文章の中でも流れを抑えながら、ポイントとなる時制や品詞、そして代名詞や接続語を的確に選べるようになるための勉強が中心になるはずです。
文章が長いということもあって、とにかく英文に対する慣れが重要になってきます。

英文に慣れるには、方法はひとつしかありません。とにかくたくさんの文章を読むということです。
しかも、単語帳にでてくる例文のような細切れになっている文ではなく、手紙や広告といった何らかの目的で書かれた、ある程度のボリュームがある文章を読むことが必要です。
日常生活では、そのような英語でかかれた文章を読む機会は、あまりないかもしれません。
そこで、お勧めするのは海外のウェブサイトを眺め読みすることです。
とくにCNNのようなニュースサイトで、読みやすそうな文章を読んでみることです。

このようなサイトでは、TOEICに頻出する単語以外にも難しい単語が出てくることもありますが、だからこそ流れを意識して、時制、代名詞、接続語に気をつけた読み方ができるようになってくるのです。
難しい単語を読み飛ばしてでも、大意がつかめるようになったら、Part6で高得点を狙えるようになっているはずです。

ニュースサイト以外でお勧めなのは、ハリーポッターやラダーシリーズといった多読に向いた書籍です。
これらはニュースサイトでの練習とは異なり、純粋に英語を楽しみながら文脈依存型問題に強くなれます。
小説の面白さを楽しめるだけでなく、きっと自分が原書を読んでいるといった満足感にも浸ることができますよ!
ただ、原書を選ぶのは結構骨が折れます。どの本が自分のレベルにあっているかなんて、読んでみないとわかりませんからね。
600点以上の方に私のお勧めする本としては、『ハリーポッター』、『シャーロック・ホームズ』、『ゲームの達人』、『ラダー・シリーズ』といったところは、比較的万人向けで読みやすいと思います。

 ・基本的に文章を全部読む必要はない。
 ・最初に、選択肢を見て「語彙」問題か「文法」問題か「代名詞」問題か「接続語」問題かを判断する。
 ・文法問題、動詞の問題であれば、Part5と同じ解き方。
 ・「代名詞」問題であれば、名詞を探して最適な人称を選ぶ。
 ・「接続語」問題でれば、空欄の前後の文を読んで選ぶ。
 ・スコアアップの勉強法は、ニュースサイトを見て長文に慣れる。
 ・多読に向いている本で、楽しみながら長文に慣れる。

Part7 【読解】問題は、長文を読み速く正確に読み取れるかを試す問題

読解問題では、いろいろな文書が印刷されている長文を読んで解答していきます。
設問を読んで、4つの選択肢の中からもっとも適当なものを選んで解答用紙にマークします。
Part7で出される文書には、シングル・パッセージとダブルパッセージという二種類の文書があり、かならず出題されます。

シングル・パッセージとは、広告や請求書、新聞記事などの書き手から読み手への一方通行の文書のことです。
一方、ダブル・パッセージとは、ふたつでひとつの文書で、メールのやり取りなどがこれに当ります。
Part7では、シングル・パッセージの文書が9つと、ダブル・パッセージの文書が4つ出されます。
シングル・パッセージでは、ひとつの文書につき、2~5問、ダブル・パッセージでは5問ずつ出題され、合計で48問出題されます。

理想どおりのスピードで問題を解いてきたと仮定して、Part5では13分、Part6では8分消費しているはずです。
そうすると、Part7では残り54分しかないはずです。
全体の見直しに6分ほど残したとして、単純計算で1問あたり1分ほどで解いていかなければなりません。
実際には出題文を読む必要がありますので、もっと短い時間で解いていく必要があるでしょう。

 ・長文を速く、正確に読み取れるかを試す問題。
 ・ぜんぶで48問出される。
 ・1問あたり60秒を目標として解く(パートで全体として48分を目標)。
 ・4つの選択肢から選んで解答する。

Part7のスコアアップのコツ

Part7のスコアアップのコツは、シングル・パッセージでもダブル・パッセージでも同じです。

Part7はこれまでのPartと異なり、最初に設問を読む前に、読み物の種類を把握したあとに、タイトルやヘッドラインを読み(なければ一行目を読み)、これから出題されるであろう設問に予測を立てておくことが重要です。
ほかのPartでは最初に選択肢をみてから、ヒントとなるような単語を拾っていくという作業の流れでしたが、Part7は文章が長いため同じような単語がたくさん出てくるため、どれが正しい単語なのか混乱してしまいます。
Part5、Part6は比較的文章が短かったためできた芸当だったということです。

そのため、まずはこれから展開されるであろう内容を、タイトルやヘッドラインから簡単に推測しておくことが重要なのです。
ある程度、何の読み物か(請求書なのか、メールなのか)を把握してから、ここで設問に目を通します。
設問はすべての設問を読むのではなく、上から順にひとつづつ目を通します。
そして、その設問にあった内容が書かれている箇所まで、出題文を読み、適切な回答を選択しから選ぶ流れで解いていきます。

基本的にPart7でも、設問は文章の流れにそって順番に出されるので、設問の順に読み進めていけば、自然と解答のヒントにぶつかるはずです。ただ、文章全体にかかわる問いもあるので、そのような設問は、出題文を最後まで読みきってから答えることになります。

設問を読むときに気をつけるポイントは、設問内にキーワードが入っていないか注意することです。
たとえば、What time does this store open on Saturday? といった設問では、開店「時間」を聞いていることや「土曜日」といったキーワードを念頭において、文中からヒントを探すことが非常に重要です。
他にも消去法の問題(NOT問題)は、選択肢をすべて読む必要があるので時間がかかることを覚悟してかかる必要があります。

このように、Part7は他のPartとは少し解き方が異なるので、注意するようにしましょう。

Part7のスコアアップの勉強方法

Part7はリーディング・セクションの設問の48%を占めています。リーディングのほぼ半分が長文読解問題ということで、TOEICテスト全体を通しても最大の山場といえます。
このPartのスコア如何で、TOEICの出来・不出来が左右されると言っても過言ではありません。
そんなもっとも重要なPartでありながら、Part7は疲れがたまってきたころに出てくる最後のパートであるだけでなく、ひたすら長文が延々と続くので、集中力も根気もなえてきて嫌気が差してくるPartでもあります。

とうぜん、そんな最難関のPartでも気力も体力も持ちこたえられるようになるための訓練が、スコアアップの勉強方法になってきます。
Part6の勉強方法は、多読をお勧めしましたが、Part7では多読に加えて「速読」が必要になってきます。
TOEICのリーディングセクションは75分ですが、その限られた時間ですべての設問に答えるためには、1分間あたり150文字を読めるスピードが必要だといわれています。ちなみに、1分間に読める文字数のことをWPM(words per minute)といいます。

ネイティブがだいたい1分間に250文字から350文字くらいのスピードで読んでいるので、それにくらべればずいぶん遅いのですが、それでも150文字読めるようになるには徹底した訓練が必要です。私の経験上、800点を超えるには100文字くらい、Aクラスには120文字くらいのスピードが必要だったと思います。

訓練方法ですが、まずは自分の今の実力を知る必要があります。
海外のニュースサイトなどからテキストをマイクロソフトWordなどにコピペしたり、文字数が書いてある教材などを買うなりして、文字数がわかるテキストとストップウォッチを準備します。
テキストは300文字から500文字くらいの文章にしましょう。
あとは、読了にかかった時間を計って、1分あたりの文字数を計算します。
当然、意味を理解しながら読めるスピードじゃないと意味がないので、その点は気をつけてください。

今の実力値がわかったところで、今度は目標のWPMを定め、繰り返し練習します。
あとは、ひたすら時間を計測しながら速読の訓練をしていくのですが、最初のうちは日本語で内容を十分理解してから速読の訓練を開始したほうが効率的です。
要するに、同じ表現を何度も読んで、文字を見ただけで頭の中に自然と意味が浮かぶ状態を、はやく作り上げることが重要なのです。
同様の意味で、同じテキストを何度も繰り返し使ってもかまいません。
慣れてきて、読み飽きたら次の教材に移りましょう。

 ・最初にタイトルやヘッドラインを読んで、読み物の種類を把握する。
 ・次に、1問目の設問を読んで、出題文を読み始める。
 ・1問目の解答のヒントが隠れている箇所を見つけたら、選択肢から答えを選ぶ。
 ・つづいて2問目の設問をみて、続きを読み始める。
 ・1問目と同様にヒントを見つけて選択肢を選び次の設問に移る。
 ・スコアアップの勉強法は、速読を意識すること。
 ・時間を計りながら読む速度を上げる。(目標は1分あたり150文字=WPM150)

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