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リスニング力を鍛えるためにいちばん効果のある方法が音読である理由

      2016/07/25

TOEICのリスニングテストだけでなく、海外旅行で使う英会話を楽しみたい場合や、留学や海外赴任時の現地での生活においても、英語を聞き取れる力を身につけることは、いちばんの課題であるはずです。
リスニング力さえクリアできていれば、とりあえず海外で生活することができるはずなので、リーディングやライティングは後からでもなんとかなりそうな気がするし、自信がわいてきますよね。

私もMBAで海外留学をしたときにいちばん力を入れたのが、リスニング力の強化でした。TOEFLで必要な点数をとるためにも、海外で生活するためにも、まず乗り越えなければならないと考えたのが、相手の話していることを理解できる能力だったのです。ただ、残念ながらリスニング力をつける勉強方法がわかりませんでした。

当時、英語学習初心者だった私は、洋画を見ながらリスニング力をつけようとしてみたり、現地の英会話学校でネイティブの先生が話していることを聞き取ろうとしてみたりして、最初っから上級者向けの勉強方法をやってしまったため、ずいぶんと遠回りしてきたような気がします。

本来であれば、初心者~中級者レベルにあったやり方でリスニング力を鍛えるべきだったと思います。みなさんには私と同じ失敗を繰り返さないように、ここでは、私がお勧めする初級者~中級者(TOEIC600点未満)向けのリスニング力強化方法として、「音読」のメリットと勉強方法を述べたいと思います。

音読のメリット

音読なら、本当の意味での語彙が増やせる

まず、いちばん最初に考えられるメリットは、音読することによって語彙が増える効果です。
リスニングは、単語数によって聞き取れるかどうかが左右されやすい能力ですが、英語学習初心者の場合、圧倒的に必要な語彙が足りていないはずです。
ここでいう「語彙」とは、単語のつづりと意味を知っているとか知っていないというレベルの話ではありません。
過去形、未来系などのすべての活用の発音だけでなく、前後の単語によって変化する発音を含めて、きちんとした発音で覚えていることです。もちろん、イディオムも含まれます。
音読をすることで、これらの発音とイディオムを体にしみこませることができるようになります。それはあたかも、スポーツのトレーニングに似ています。口と脳を連携させ、自然と聞き取れる、または口から出てくるトレーニングにほかなりません。
初心者~中級者の場合は、すべてのテキストをひととおり音読を繰り返すことで、リスニングに必要な本当の意味での語彙力が短時間で伸びるはずです。

音読なら、楽しみながら英語に慣れることができる

二つ目のメリットは、英語に慣れることができることです。
初心者の場合はどうしても英語に不慣れで、聞き取るのも読み取るのも時間がかかるし、うまく行かない時間が長いため、うんざりして諦めてしまうことが多いはずです。私も初心者のときには、なかなか勉強に対する意欲おきなかったり、はじめても長続きせず、なんども諦めることを繰り返していました。そんな自分を意志が弱い人間だと思って、自己嫌悪になることも多かったです。
でも、音読でリスニング力を身につけたことで、英語の勉強を続けるのは、意思の強さとは関係ないことがわかりました。
要するに、楽しく継続できること、英語になれることが初心者~中級者にとっては、いちばん重要なことなのです。そのために、私は楽しんで読める教材や実力が伸びたことを確認できるような教材を選ぶことにしました。できるだけ機械的に単語を覚えるようなことはやめて、英語になれることに専念したのです。
それには音読は最適でした。自分の発音がネイティブとおなじように流暢に話せているか確認しながら読んでいると、なんとなくうまく話せている気になります。簡単な教材を選ぶことで、すらすら読めている感覚を持つことができるので、自信になるはずです。音読は自分がまるでネイティブになったかのような良い意味での「錯覚」ができる方法だと思います。

音読なら、簡単に効果がでやすい

三つ目のメリットは、なんといっても音読は手軽に効果が出やすい方法ということです。
「只管朗読」という英語学習方法があります。これは、國弘正雄という方が、英語をひたすら音読することで英語力が飛躍的に伸びると紹介していた方法ですが、実は私もこの方法で、TOEFLの点数をクリアすることができました。
それは、MBA留学前にTOEFLの合格ラインをうろうろしていたときでした。私は、リスニングの点数が伸びず悩んでいたのですが、半分やけくそになって、この只管朗読という方法にワラにもすがる思いでやってみたところ、なんとたった一ヶ月で必要な点数にたどり着くことができたのです。
もちろん、それまでの勉強の成果もあったはずですが、リスニングの点数の伸びがあまりにも劇的すぎたので、間違いなく只管朗読のおかげだったと確信しました。
基本的には音読するだけで点数が伸びていく、まったく手軽でお金もかからない魔法みたいな方法ですので、TOEICやTOEFLのリスニングで点数が伸び悩んでいる方には、お勧めの勉強方法です。初級者~中級者のかたで、もしリスニングの点数が伸び悩んでいるようでしたら、ぜひいちど試してみてください。

音読のやりかた

TOEICを受けたことがない、もしくはまったく自信がない初心者には、中学生レベルのテキストから始めたほうがより効果的です。中級者またはTOEICで600点程度の点数をすでにもっていて800点を目指すレベルの方は、TOEICの公式テキストやTOEICテスト向けの参考書。とくに単語やリスニングのテキストがいいと思います。
やり方は、いくつかありますが、ここでは、私にとって効果が高かった方法を3つほど述べたいと思います。

(難易度:低)テキストの文章を目で追いながら音読する方法

まず一つ目は、単純にテキストを声を出して読み上げる方法です。
いちばん簡単で、もちろん誰にでもストレスなくできるやり方ですね。アメリカ人やイギリス人になったつもりで、まるっきり真似して発音するようにするのがコツです。そのため、音読する前後でCDなどで発音を確認することをお勧めします。テキストを見ながら音読することによって、単語と発音を一致させたり、スムーズに発音できない箇所に気づくことができます。

(難易度:中)リピーティング

二つ目は、リピーティングです。
これは、CDなどに録音されたテキストの音声にあわせて(または若干遅らせながら)、テキストを見ながら音読する方法です。
音声を再生する手間や、スピードにあわせて読み上げる必要があって、自分のペースで練習できないので、すこしステレスがかかります。ただ音読するだけの方法とくらべて時間も手間も若干増えますが、音声テキスト並みに早く正確に話すことができるようになることで、英会話やTOEICのスピードに慣れたり、口の動きが滑らかになってくる効果があります。

(難易度:高)ディクテーション

三つ目は、ディクテーションです。
ディクテーションとは簡単に言えば、聞こえた文章を文字にして書き写す訓練です。二つ目と同様に録音されたテキストの音声を聞きながら行う練習方法ですが、リピーティングとは若干違います。ディクテーションでは、テキストの文章は見ずに、録音された音声を聞き、耳だけを頼りに口に出して真似します。再生するテキストの文章は長すぎると覚えられないので、一文(または一節)が終わったところで一時停止するようにします。一時停止したら、すぐに今話された文章を紙などに書き取り、テキストの文章とあっているかどうか確認します。
この方法は音声を再生するだけでなく、適当なところで一時停止する手間がかかる上に、書き取る手間がかかります。そのため上の二つの方法とくらべて圧倒的に時間がかかる練習方法です。
時間はかかりますが、自分が聞き取れていない単語や言い回しに気づくことができたり、英語として記憶できている単語数(この記憶できる力をリテンションといいます)がすくないことに気づくことができて、大変効果的な方法です。

おすすめの練習方法

私が、いちばん効果的だと感じたのは、一つ目のただ音読する方法です。これは、テキストに書かれている文章を目で追いながら音読する方法ですが、この方法の最大のメリットは、もっとも簡単にできることと、ストレスなくリスニング力が身につくことです。たとえば、トイレでも練習できますし、就寝前にでもテキスト一冊で気軽に練習することができます。
ただ、この練習だけだと飽きてしまったり、自分の弱点になかなか気づきにくい弱点があります。
そこで、残りの二つをたまに試してみて自分の弱点を再確認し発奮材料にすることが、モチベーションを保ちつつリスニングの練習を続けることができる良い方法じゃないかと思っています。

具体的には、たとえば、就寝前の音読を日課としつつ、通勤・通学時には音声テキストを聞きながらリピーティングの練習をして唇の動きの練習をする。そして、週に一回か月に一回のペースで、ディクテーションをやってみて、聞き取れていない箇所を修正するように心がける、などは気負わずにできる方法ではないでしょうか。
TOEICの点数がすぐにでも必要ではなく、とくにお急ぎでない方には、このようなやり方を数ヶ月試してみることをお勧めします。毎日続けることで、格段に英語力が上達しているはずです。

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