Preneur-Preneur

アントレプレナーやイントラプレナーのための情報サイト

「MBAがほしい!」MBA取得にむけてあらかじめ計画すべき事項(ざっくり版)

      2017/01/23

「MBAがほしい!」「MBAホルダーになりたい!」「経営学を研究したい!」「将来起業して成功するためにMBAに先行投資したい!」

MBA取得を目指す理由はさまざまだと思います。でも「MBAを取得する方法ってよくわからない」なんて人も多いかもしれません。
今回は、私がMBA取得したときの計画を思い出しながら、反省点も含めて、MBA取得計画の立て方や、あらかじめ検討すべき事柄を述べてみたいと思います。

1.全体計画

MBAを取得するかどうか決めかねているのだったら、まずは、そもそもMBAってどんなもので、どうやって取得できて、どれくらいお金がかかるものなのか、大きな視点で再確認してみることも大切ですよね。
その上で、本格的にMBAを目指すのか、自分にとっては必要じゃないと思うのか結論を出しても、決して遅くないはずです。
私は、経営学の研究をしたかったことや、今後のキャリアに生かせるのと思って、MBA留学を決断しましたが、今から振り返ってみると、あまり慎重に検討せず、いろいろな問題が出てきました。
MBA取得を思い立ったのなら、まずは、ざっくりと全体的な計画を立てることからはじめてみましょう。

MBAの必要性の確認

MBAに興味があるのだから、MBAが(Master of Business Administration)の略で、経営者を育成するプログラムであることはわかっていると思いますが、MBAが収入増やキャリアアップを約束してくれるのかどうか、自分で判断する必要があります。もしかしたら、自分が目指す目標には適当なプログラムではないかも知れません。そうなってしまうと、時間とお金を無駄にしてしまいかねません。まずは、自分が目指すキャリアや働き方、生き方と照らし合わせるためにも、MBAとは何ぞやという情報はしっかり理解しておかなければなりません。

ビジネススクール選び

MBAは一般的には、海外の大学院(ビジネススクール)で経営学を修了した人に与えられる学位という認識があるので、留学を前提としたものですが、近年では国内で取得できる方法も普及してきているので、ビジネス・スクールを選ぶときには、国内も選択肢に入れて検討することをお勧めします。国内で取得を目指すのであれば、大学院や企業のMBAプログラムなどで取得する方法があります。
留学するのか国内で取得するのかによって、費用面でも経験面でも大きな違いがあります。簡単に決めてしまうのではなく、MBA取得に対する最大の理由や、こだわりがいったい何か、じっくりと自問自答してみる必要があると思います。

準備~卒業&就職までのスケジュール

国内で取得するとしても留学するとしても、またビジネススクールがどこであっったとしても、いろいろな事前準備が必要です。
細かい計画を立てる前に、ざっくりとした計画を立てておかないと、いざ本番になったときに抜け盛れが発生して、土壇場で断念することになってしまいかねません。
私の場合は、留学してから卒業までの計画は決めていましたが、その後の帰国、再就職の計画を一切立てていなかったので、大変苦労しました。そんな状況にならないためにも、できるだけ網羅的にスケジュールを立てておきましょう。

最低限、ざっくりとでも立てないといけない計画は、以下の通りです。

受験対策の期間とアクション、資金計画

留学(通学)中の期間とアクション、資金計画

卒業時期と就職先、資金計画

キャリアプランと夢

現時点での実力把握

MBA取得には通常、数年の就労経験や英語力、大学卒業程度の学力などが求められます。かりに、MBAをとろうと思い立ったとしても、今の自分の実力をわかっていないと、MBA取得がどれくらい大変で、どの程度準備が必要なのかわかりません。お金はかかりますが、まずは以下を試してみるなどして、現時点での実力を把握してみるのもいいと思います。

TOEFL

留学する場合に限りますが、入学条件としてTOEFLである一定以上の点数を義務付けているビジネススクールが大半です。英語に自身がない場合は、あらかじめ自分の実力を知って、どの程度の時間で到達したいか心積もりしておくべきですね。

GMAT

TOEFL同様にMBA留学前提の試験です。GMATは試験後にキャンセルしないと、点数が記録され、すべてのビジネススクールに送られてしまいますので注意してください。いきなり受験するのではなく、事前に参考書や対策テキストで研究することをお勧めします。

中小企業診断士

英語ではありませんが、MBAで学ぶ内容と中小企業診断士で学ぶ内容は、かぶる科目も多いです。MBA取得に決して無駄になることはありません。もし中小企業診断士の科目に興味がもてないとしたら、MBAも楽しめないかもしれませんね。

決断

MBA取得の目的を再確認し、今の自分の実力を知ったうえで計画を立てたのなら、あとは決断あるのみです。いろいろ調べてから決めたいと思っている人も多いと思いますが、私の場合はそれではいつまで経っても動くことができないと考えて、まずは決断することを優先しました。そのほうが、何かと動きが取れるものです。いろいろ調べていても、どこまでも不安がつきまとったり、足りない情報が見つかったりするだけです。決断しましょう!

2.受験対策

決断したら、あとは具体的な対策の検討ですね。MBA取得にむけて最優先しなければならない計画は、当然受験対策です。
受験に必要な科目は留学する場合は、「英語」「GAMT」「推薦状」などがありますが、どのタイミングでそれぞれクリアするのか、計画を立てるようにしましょう。国内で取得を目指す場合は、それほど受験対策の計画で苦労することはないはずですが、それでも国内の大学院やMBAプログラムの申請書類などを調べて、もれなく準備を進めていきましょう。

一般的な受験対策に計画すべき事項

TOEFL

※留学のみ
一般的に、ペーパーテストの場合でTOEFL600点以上が必要なことが多いです。TOEICで言えば860点以上と思っていればいいです。私は、現地に語学留学してから必要な点数をクリアしましたが、このやり方は大変危険ですので、真似しないようにしましょう。かならず、日本でクリアしてから留学しするようにしてください。

GMAT

※留学のみ
GMATは英作文、数学的能力、語彙力などをテストしますが、TOEFLと比べて若干高額ですし、年間に受験できる回数も限られているので、よりしっかりとした準備と計画が必要です。日本人が得意といわれる科目もあるのですが、足元をすくわr内容にしっかりと勉強して望むべきだと思います。

推薦状(2通、上司と家族から)

※申請先による
申請先にもよりますが、入学には推薦状が2通以上必要なことが多いです。私の場合は会社の上司(本部長クラス)と親族にそれぞれ書いてもらいました。個人的には推薦状の必要性がいまいち理解できていないのですが、きっと身元保証という意味が強いのだと思います。

申請(各種手続き、レジュメ、エッセイ等)

そのほか、志望動機などを簡潔にまとめたエッセイやレジュメも求められました。それ以外にも当然、申請フォーム、入学金の支払いなど、もろもろの準備が必要です。

その他(インタビューなど)

私が留学したビジネススクールではありませんでしたが、受験の過程でインタビューを求めているところもあるようです。就職活動時のインタビューと同じように、志望動機やこれまでの就労経験の話などを口頭で説明するようです。

3.資金計画

受験対策の計画と並行して、資金面の準備も進めなければなりません。海外留学となると卒業まで長くて2~3年必要です。その間は、現地で働かない限り収入が途絶えることになるので、しっかりとした資金計画が必要です。また、国内で会社を辞めずにMBA取得を目指す場合にしても、入学金や受講料などの支出と、取得後に得られる相対的な価値を比較して、費用対効果の面でしっかりと考えておくことが大切です。また、どこまで残業できるのか、会社の理解を得られるのかなどの課題があるはずです。

企業派遣or自費留学

自費留学は、最低でも年間数百万円~の出費プラス生活費がかかります。これらの支出をどう支えるのか計画しないといけません。企業派遣の場合だと、入学費、受講費は会社負担のはずです。休職扱いでも、基本給は出す会社もあるようです。中には、社内制度がないから人事に交渉した人もいました。実際、私が通ったビジネススクールには、会社から派遣された社員の方も大勢通っていました。

現在の貯金と目標

会社を辞めずにMBA取得を目指す場合は、毎月の収支バランスから日々の出費を抑えることで調整できる範囲かもしれませんが、留学を目指す場合はそういうわけには行きません。無収入で2~3年を暮らすためにどの程度貯金が必要なのか、その貯金をすべて給料でまかなうには、毎月いくら貯金にまわすのか計算してみましょう。今の貯金の状況次第で、MBA取得の時期が逆算できるかも知れません。

借り入れ

自分の給与だけで資金計画を立てるのか、融資してもらうのかでMBA取得時期も変わってきます。私は、すべて自分で貯めるために2年間かけましたが、他にも方法はあるでしょう。たとえば奨学金を探してみたり、銀行に借り入れを申し込んでみたり、親類や知人に借りるという方法もあります。私は、確実に取れる保証もないMBAに対して、人に借りるのは気が引けたので2年間待ちましたが、時間を買うという考え方もあると思っています。

収入を得る方法

留学する場合に限りますが、留学先でもアルバイトをして幾分か収入を得る方法もあると思います。ビザによっては労働時間に制限があるので、事前に調べる必要もありますが、ブログに広告を貼ったり、アフィリエイトサイトを運営して、稼ぐこともできるかも知れません。私の場合は、残念ながら、授業に追いついていくのがやっとで、現地で働くこともブログやアフィリエイトで稼ぐことも、そんな余裕はまったくありませんでした・・・。

4.その他の計画

MBA取得の計画は、受験対策や資金計画だけではありません。スムーズにMBA取得を進めるためには、いくつかの解決すべき課題があります。あらかじめ計画しておきましょう。

テキストの事前学習

留学するにしても、国内で取得するにしても、MBAで使われる教材はあらかじめ読むようにしましょう。まったく同じテキストが使われるとは限りませんが、基本的には同じ内容の書籍を読んでおくことで理解レベルが格段に違うはずです。特に留学する場合は、効果は絶大なはずです。私は、事前にテキストを読み込んでいなかったため、大変苦労しました。絶対お勧めです。

会社への休職・退職届け

会社を辞めて自費留学する場合は、会社への退職手続きが必要になります。辞めずに休職扱いの場合でもいくらか手続きが必要になると思います。その他、会社から指示される各種手続きは滞りなく片付けるようにしましょう。手続きがもたもたしていたために、留学できなかったってことになると最悪です。間違いなく進めるようにしましょう。

行政への各種届出

これも留学する場合に必要な手続きです。年金や社会保険等の手続き、住民届けの変更など行政への届出は結構煩雑で時間もかかるものです。あらかじめ準備をしておくようにしましょう。

渡航準備(パスポート、ビザ、チケット)

行政への手続きと同様、渡航の準備も必要です。パスポートやビザの申請、チケットの手配や、留学先のアコモデーションの手配などもあります。このような手続きが始められるということは、ビジネススクールの入学が決まった後のはずなので、不安や期待が入り混じった気持ちの中で進めることになると思います。今となっては、あの期待に胸がたかまっていた緊張感が懐かしいです。

家族や友人への説明と協力のお願い

最後に、そして、もっとも大切なのは、家族や友人への説明と協力のお願いです。すでに家庭をもっている方でしたら、家族にMBAのことを十分以上に理解してもらわないと、家事分担や子育てなどで必ずトラブルになります。誠意を持って、真摯に説明することが大切だと思います。また、留学を決断した場合で、現在付き合っている人がいる方は、留学期間をどうするのか将来について、深く話し合うことが必要になってくるかもしれません。
いずれにしても、MBA取得は負担が大きいものなので、周囲の理解が得られるよう細心の努力と配慮が必要です。

 - MBA