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TOEIC800点超えを狙う人に最適なリーディング訓練方法が「速読」であるワケ

      2016/07/25

英語学習者の多くの方が目標としてTOEICの点数を800点にしていると思いますが、実際にテストを受けてみると、リーディングセクションでの点数が思ったより低いと感じた方も多いのではないでしょうか?

かく言う私も、はじめてTOEICを受けたとき、苦手だと思っていたリスニングセクションのほうがリーディングセクションよりも点数が高かったので驚いたことがありました。
振り返ってみたら、リーディングの最後(part7)は結構いい加減にマークシートを塗っていたなぁと思い出しました。

TOEICリーティングセクションで点数が伸びない理由

TOEICリーディング(part5、part6、part7)を解き終わるのに時間が足りないと悩んでいる方は多いと思いますが、基本的にリーディングセクションで時間が足りない理由は3つしかありません。

1.語彙が少ない
 出題されている文章に出てくる単語の意味がわからない、または意味を推測できない。
2.文法が理解できていない
 書かれている単語の意味はわかるが、文章自体の構造が理解できない。
3.読むスピードが遅い
 一文一文を理解するためにかかる時間がかかりすぎている。
 読み進めているうちに、前に書かれていた内容を忘れてしまう。

これらの課題を解決するには、いくつか方法があります。
たとえば、単語帳で語彙を増やす方法だったり、文法の見直しをしたりする方法などです。
また読むスピードを上げるために、速読術で練習する方法もあるでしょう。
さらに読解力を訓練するために、リーディングのテキストを精読するという方法もあるかもしれません。

ただし、これらの訓練方法を個別にやっていては、時間も手間もそれぞれの訓練に必要となってしまい非効率です。
TOEIC800点を目指せるようになったきたら、訓練するべき能力にフォーカスをあてて訓練しないと、点数の伸びが期待できません。
では、リーディングセクションにおいて、時間内に解き終えるためにいちばん集中して訓練しなければならない能力は何でしょうか?

英語学習初級者~中級者が点数を伸ばすには、「リテンション」がカギである理由

それは、いわゆる「リテンション」です。
リテンションとは、保持とか維持という意味ですが、端的に言えば短期メモリに保存できる能力のことです。
短期メモリはワーキングメモリとも呼ばれ、脳内に7つ前後の記憶領域(チャンクといいます)からできている記憶機能のことです。チャンクに入った言葉を、記憶メモリから消えてしまう前に正確に処理することができれば、いわゆる「理解した」という現象になります。
このチャンクは記憶しようとしている言葉を良く知っているかどうかによって、保持できる数も時間も変わってくるといわれています。英語を勉強しているという人は(逆に言えば言葉に慣れ親しんでいない人だから)、英単語を脳内のチャンクに保持できる数も時間も少ないことは理解できると思います。つまり、そもそも英語学習者はチャンクとの相性が悪いところからスタートしているということですね。
また、このチャンクに入れることができる言葉は、単語や数字だけでなく、どうやら「意味」をもつ対象ごとに入れることがきるようです。つまり、意味を持った「文章」も、一塊としてチャンクに入れることができるということです。具体的には2~3秒程度で話される文章のようです。

では、リテンションが弱いとどういうことがおきるのでしょうか?
リテンションが弱いということは、チャンクに保持できる単語や文章の数が少ないということです。
たとえば英会話をしていても、リテンションが弱いと相手が2~3秒で話した一塊の文章を時間内にチャンクに入れて処理できません。または、単語をひとつづつチャンクに入れようとして、7つ以上の単語が現れたときキャパオーバーになってしまい、文章を全体として理解できません。文章を一塊として脳内に記憶しておけないので、かりにいくつかの単語は思い出せたとしても、文章として理解できないのです。
リスニングの練習で、よく聞き取れなかった箇所をあとからゆっくり聞き返したり文章にしてみて読み返したら、簡単な文章だったという経験がよくありましたが、これも、リテンション能力が低いため理解できなかったのです。読んでいると自然と目で読み返したり、全体を俯瞰して捕らえることができるので、理解しやすいのです。

これと同じことがリーディングでも起きます。
文章を読み進めるスピードが遅い人や、ついつい前に書かれた文章を読み返してしまう人は、このリテンション能力が弱いのです。この読み返しはpart7では致命的です。
リーディングで点数が伸び悩んでいるのであれば、おそらく時間が足りないことが最大の原因なのではないでしょうか?
時間が足りないということは、2~3秒で単語や文章を理解する能力が足りないためです。
この数秒間で、文章全体を理解する能力を伸ばすことができれば、つまり一度にチャンクに入れることができる文章の長さを長くすることができれば、リーディングセクションは高得点を目指せるはずです。
したがって、リーディングセクションで高得点を目指すなら、ずばりリテンションを鍛えることがいちばんの近道なのです。

速読が「リテンション」を鍛えるのに最適な練習方法

それでは、リテンションを鍛えるにはどういった訓練方法があるのでしょうか?
リテンションを鍛える方法はいくつかありますが、私に効果があった方法で、とくにTOEIC800点越えを目指す方にとってお勧めなのが、「速読」を中心とした練習方法です。これによって、リーディングセクションに必要とされる、以下の課題の大半を克服することができるはずです。

1.語彙が少ない
速読の練習のために、くりかえしテキストを読んでいると同じ単語が繰り返しでてくることがあります。同じ単語を何度でもわからないので辞書などで調べているうちに、次第に覚えられるようになります。このため、わからない単語の数を減らすことができるでしょう。
また、速読の練習では、わからない単語に引っかからずに読み飛ばすことも推奨しています。わからない単語の数を減らすだけでなく、あえて知らない単語を飛ばして文章全体を読み取ろうとすることで、全体の理解ができるようになるでしょう。
2.文法が理解できていない
これも語彙力がすくない場合と同じような効果があります。私も、いまだに分詞構文などがあると結構ひっかかるのですが、頻繁に同じような表現がでてくると慣れてくるものです。わからないところは、ムリして理解しようとせず、読み飛ばすことで全体の理解ができるようになっていくはずです。
3.読むスピードが遅い
時間を計測しながら読むことで、飛躍的にスピードを上げることができるようになります。正確な時間を図ろうとしなくても、日々の練習の中で早く読むように意識しながら練習するだけでも、ある程度効果がでると思います。私のお勧めの方法は、レベルにあったお気に入りの本(TOEIC800点を目指すレベルであれば、「ハリーポッター」「ゲームの達人」「シャーロックホームズ」など)を何度でも繰り返し読んでスピードを上げる方法は効果がありました。1ページを何秒で読めるかという訓練でも効果はあると思いますよ。

この練習方法の問題点

ただし、この練習方法にはいくつか問題点があります。
一つ目は、速読する書籍がからなずしもTOEICに特化した本ではないことから起こる問題です。つまり、お気に入りの本には、TOEICで頻出する単語がでてくるとは限らないということです。
できればTOEIC頻出単語だけでできた書籍があればいいのですが、そんなに都合のいいことはありません。そのため、別途TOEICに頻出する単語を扱った単語帳を、補完的に併用することが必要になってきます。
そうした補完的な位置づけで勉強することによって、語彙力と読解力を個々に勉強するよりもはるかに効率的に学習することができるはずです。

また、時間がかかることも問題点かもしれません。
即効で800点超えを目指したい場合には、あまり向いていないかもしれません。
そういった方は、TOEICのテクニックを中心に勉強したほうが近道でしょう。
ただ、テクニックを使ってTOEICの点数がとれても点数に見合った英語力が身に付くかどうかは保証できません。
今回紹介したのは、あくまでも英語の勉強を楽しみながらTOEIC800点超えを目指す方法です。
リテンションを鍛えながら、TOEICのリーディングセクションで高得点を目指すには、私はお気に入りの本で速読を練習するのがいちばん効果的だと思っています。

英語の勉強は、スポーツと同じだと思います。ただ鍛える箇所が脳みその記憶機関なだけです。
スポーツと同じように、日々の成果を確認しながら楽しんで学習することができれば、かならず目標としている点数にたどり着けると思います。

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